新聞ごとの読者の特徴を知りたいのですが。



確かに読者層に違いがあります。詳しく解説します

新聞は強い地域、弱い地域があるので、地域によって読者の特徴に若干違いがあります。
また、新聞の思想カラーによっても、読者層に違いがあります。
訴求する商品によって媒体を選ぶことが一番大切です。
新聞広告を出す際には、新聞ごとの読者の特徴を知っておきましょう。

地域性を重視して新聞を選択する


関東圏では、「朝日、読売、毎日、産経、日経」が非常に強く、大きなシェアを占めています。
関東圏に住んでいる方の多くは、新聞と聞くとこれらをイメージするはずです。
しかし、地方では全国版の「朝日、読売、毎日、産経、日経」を読んでいる人はごくわずかです。

地域経済ラボラトリの調べで、都道府県別の新聞シェアデータを見ることができます。
東京、神奈川、埼玉、千葉のデータは似通っているので例に挙げてみます。
シェア第一位は読売新聞、第二位は朝日新聞です。第三位は毎日と日経が混在していますが、この四紙が圧倒的です。
しかし、その他の都道府県でこの四誌のいずれかがシェア一位を穫っているのは、大阪、滋賀、奈良、和歌山、山口だけです。
ほとんどの地域で、地方新聞が圧倒的なシェアを占めています。

地域特性のある商材を訴求するなら、全国版の大手新聞ではなく地方新聞を選択するのが正解でしょう。
明確な統計がなく学術的な根拠は薄いですが、一般的に言われる「県民性」を意識した出稿も、あながち間違いではありません。




高所得層を狙うなら朝日・日経、大衆層を狙うなら読売


主要紙には、下のようなイメージがあります。

朝日新聞…左派。リベラル。読者はホワイトカラー、高所得者が多い
毎日新聞…中道左派。読者は高齢者が多い
読売新聞…中道。大衆紙。読者も庶民的。
日本経済新聞…知的で堅い。やや右派的な報道も。読者は高所得者が多い。
産經新聞…唯一の右派。読者は庶民的。熱心な読者が多い。

ただし、新聞の思想カラーは2000年以降、次第に曖昧になってきています。
厳密に言えば、日本に明確な右派・左派新聞は存在しないとも言えます。
マスメディアの偏向報道がネットで批判され、大きく売り上げに影響を与えていることから、良く言えば中立・中道、悪く言えば日和見的な報道が増えているためです。

読者層の所得は、概ねイメージ通りでしょう。
新聞各社の媒体資料の世帯所得などのデータから見ると、下記のことが言えます。

高所得層を狙う商材なら、朝日・日経
大衆層を狙う商材なら、読売新聞

いかがでしょうか。
読者層を知って、うまく媒体の選定を行って下さい。
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