新聞の読者層のデータで、世帯年収を調べたデータがあります。
それによると、年収が上がるほど新聞購読率が高くなることがわかります。
新聞離れと言われて久しいものの、年収1,000万円以上の世帯の90%以上が新聞を購読しているというデータもあり、富裕層にとって新聞は非常に人気の媒体と言えます。
新聞読者の年収データについて、詳しく見てみましょう。
転職サイトの運営を行っている株式会社キャリアインデックスの調査『CareerIndex年収・転職 実態調査 vol.1』によると、「新聞を読んでいる人は年収が高い」と言ってよさそうです。
この調査は、調査会社のマクロミルに委任して行われたもので、1,000人の働いている男女が回答しています。
その結果は次のとおり。
●年収と新聞購読率
年収1,000万円以上…92%
年収700万円~1,000万円…74%
年収500~700万円…54%
年収300万円~500万円未満…56%
年収300万円未満…55%
年収700万円を境に、新聞の購読率が大きく跳ね上がることがわかります。
年収が高い人ほど情報感度が高く、政治経済の動向に敏感と言えるでしょう。
特に、金融資産を1億円以上保有する富裕層が最も多いのが、日本経済新聞です。
ウェブにおける代表的なリッチメディアと言えるゆかしメディアが、各新聞社の読者プロフィールデータから、読者の金融資産額を抜き出して、比較しています。
それによると、日経新聞がダントツで富裕層読者を抱えていることがわかります。
●新聞各紙の読者の金融資産の平均と、富裕層(金融資産1億円以上)率
日本経済新聞…平均2,195万円 富裕層率 3.0%
朝日新聞…平均1,733万円 富裕層率1.4%
毎日新聞…平均1,583万円 富裕層率0.9%
読売新聞…平均1,464万円 富裕層率1.2%
つまり、不動産や高級車、有料老人ホームといった高額商品を広告するなら、日本経済新聞か朝日新聞が効果的と言えるでしょう。
プチリッチ層と富裕層には、その生活スタイルや価値観に大きな違いがあると言われています。
特に、富裕層向けの超高額商品や、セミナーなどの開催告知広告は、日本経済新聞がもっともおすすめです。
通常、富裕層向け専門のメディアは広告掲載量が非常に割高ですが、新聞広告はそういった付加価値を特に設けていません。
新聞広告の料金は、他の広告料金と同じですので、新聞広告の料金はお得感があります。