全段の新聞広告で、裁ち落としにできるのでしょうか?

裁ち落としにはできません。枠内に納める必要があります

新聞広告は規定の枠内に必ず収める必要があります。
全段(15段)1ページの枠であったとしても、枠をはみ出す裁ち落としにはできません。
新聞名や掲載日、ページ数が入りますし、天地左右に余白を作ることを求められています。
データ作成の際は、新聞社の入稿ガイドラインを確認して下さい。

裁ち落としは不可。例外は見開きのみ

新聞広告で裁ち落としはできません。
全15段の広告枠を申し込んだとしても、天地左右に余白が求められています。
上の画像をご覧下さい。
このような感じですね。
裁ち落としは、紙袋を裁断することそのものを意味しますが、隅に余白がないデザインのことを「裁ち落としデザイン」と言ったりもします。
枠内に収めると画面は小さく見えますが、裁ち落としデザインにすると、広がりが感じられ画面が大きく見えるのです。
新聞広告の場合、枠の有無は自由ですから、地を白色無地にすれば裁ち落としのように開放感のある表現は可能です

例外は、センター見開きの場合。
センター見開きとは、新聞のちょうど真ん中にあるページです。
全30段を申し込んで、センターの指定を入れます。
この枠の場合も、天地と左右に余白が必要なのは同じですが、本来中心に入る余白は必要なくなります。
ただし、30段で場所指定の出稿費用は非常に高額ですので、費用対効果をよく検証される必要があります。
新聞広告の料金は、こちらのページで比較できます。

枠外にはデータを置かないのが基本

変更がある可能性もあるので、詳しい入稿データの作成方法は、必ず新聞社の入稿ガイドラインをご確認下さい
現状では、ほとんどの新聞社で、通常の新聞広告の入稿データは掲載枠のサイズそのもので作成するように指示しています。
例えば、新聞広告の制作経験のないデザイナーや、セミプロデザイナーにデータ作成を依頼すると、なんとなくトンボや塗り足しを行ってしまう方がいます。
新聞広告は枠組みですので、これらは不要です。
掲載情報や孤立点などと同じく、枠外に余計なデータがあると原稿の一部と認識される可能性もあり、ミスのもとです。

枠を太らせたい場合は、塗りで表現する場合も線で表現する場合も、枠内でそれを行うようにする注意も必要です。

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