新聞広告で、黒塗り(スミベタ、K100%)に、白抜きの文字で表現することは可能です。
ただし、新聞社によって使用できる面積に制限がある場合があります。
詳しくは、新聞各社の入稿ガイドや広告規定をチェックして下さい。
また、スミベタに白抜きの文字は、読みにくいので、デザイン上注意するポイントがあります。
全段スミベタでキャッチコピーのみの広告を作ったら、とても目立ちそうですよね。
しかし、実際には目にすることはないと思います。
これは、新聞社によってスミベタの面積に「広告面積の1/3まで」などの制限を設けているためです。
スミベタの面積に制限があるのは、汚れが出やすくなるため。
新聞を手で擦るとインクが落ちて手に付きますね。
K100%の原稿はインク落ちする可能性が高く、見開きの反対側にあるページを汚しかねません。
そこで、面積が制限されています。
「表現上必要な場合はK80%以下まで抑えること」という条件がある場合もあります。
この場合は広告スペース全面に濃いグレーを敷いて良いことになります。
基本的にスミベタに白抜きは読みにくいという点に注意しましょう。
広告の反応率を調べるテストでは、白地に黒い文字の方が、黒字に白抜きの文字よりも明らかに高くなるというデータがあります。
下の文字を比べてみると、どちらが読みやすいか実感いただけるでしょう。
特に、商品説明などの文章、小さな文字を白抜きにするのは避けた方が無難です。
スミベタに白抜きを用いたい場合は、ワンポイントがおすすめです。
下は、映画『悪霊島』の有名なコピーです。
こんな風に、表現上必要である場合や、キャッチコピーのみに使用するのが効果的です。
ただし、白抜きは潰れやすく読みにくくなることから、文字には視認性の高いフォントを使用し、通常よりも1.5倍ほどサイズを大きくするなど工夫すると良いでしょう。
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